落雷避けの避雷針がどのタイプか確認
落雷避けの避雷針がどのタイプか確認
落雷避けの避雷針にタイプなどあるのかと思う人も多いでしょう。
確かに、従前は落雷避けは基本的には1種類の方式しかなく、それが当たり前でした。
雷雲が発生すると、その中は例えばプラスに帯電していきます。
すると、その下の地面では、周囲からマイナスの電荷が集まってきますので、ここに針を立てておくとより雷雲のに近い先端部にマイナスの電荷が集中することになり、いざ稲妻が発生した場合には周辺部よりも反対の電荷が集中している避雷針先端部に雷が落ちるに違いないという仕組みです。
ところが最近になってこれと正反対とも呼べる新しいタイプの避雷針が登場してきています。
こちらは、雷雲がプラスに帯電しているのであれば、針もプラスに帯電させるというものです。
もちろんこれは自動的には行えませんので、電気設備を構築する必要はあります。
同じ電荷は互いに反発し合いますから、上空からこの避雷針がある場所の周囲をあえて目指して雷は落ちて行かないという仕組みになります。
落雷避けの種類とは導入を検討する為の特徴について
落雷避けといえば避雷針が思い浮かべられますが、種類があるとなると選択肢や違いが気になるのではないでしょうか。
避雷針は大きな直撃こそ避けられますが、誘導や逆流などを防ぐことはできないです。
誘導雷は木や送電線などから屋内に侵入する雷で、家電などの機器を破壊してしまうのが問題です。
一方、逆流雷は接地抵抗の問題で電源線や通信線に逆流するもので、やはり被害が発生することになります。
従来の避雷針は細長い棒状ですが、落雷避けは落雷を発生させないのが特徴で、消イオン容量型避雷針が代表的です。
また、雷保護システムとサージ防護デバイスもあって、前者は建物全体の直撃を避ける落雷避けです。
対する後者は建物内部に電流が流れ込むことを想定して、機器の保護を目的としています。
厳密には分類から外れるかもしれませんが、落雷による損害を抑えたり、被害拡大を防ぐ為にあるのは確かです。
他にも、早期ストリーマ放出型避雷針と呼ばれる防護範囲の広い種類もありますから、違いを把握して比較検討を行うのが賢明ではないでしょうか。